テニスボールを食べようとする認知症による異食への対応
異食は認知症による周辺症状だが、何でも口に入れてしまうので窒息の危険がある。今回はテニスボールなどを食べようとする異食の事例です。 Sさん 70代男性 アルツハイマー型の認知症。奥様も認知症だったが、まだ初期ということもあり、在宅サービスを利用しながら、一緒に自宅での生活を続けていた。最近施設に入所し...
異食は認知症による周辺症状だが、何でも口に入れてしまうので窒息の危険がある。今回はテニスボールなどを食べようとする異食の事例です。 Sさん 70代男性 アルツハイマー型の認知症。奥様も認知症だったが、まだ初期ということもあり、在宅サービスを利用しながら、一緒に自宅での生活を続けていた。最近施設に入所し...
認知症によって出現する症状の1つが「物盗られ妄想」です。 「物盗られ妄想」は、認知症の症状では「周辺症状」と言われる症状であり、認知症の方すべてに出現する「中核症状」とは異なります。周辺症状である物盗られ妄想の出現率は全体の2割程度と言われており、認知症初期の女性に多いと言われています。 物盗られ妄...
グループホームに入居されている男性(70歳)Nさんの見当識障害と徘徊の事例。 Nさんはアルツハイマーと診断されて、グループホームに入居されました。とても口数の少ない大人しい方で、日中はソファーにじっと座ってテレビを見て過ごされています。 声かけに対し、無表情でうなずくか、「うん」「トイレ」等の単語程...
老人介護施設になかで歩行器を使用しているIさん。変形性膝関節症があり、軽度の膝の痛みもあるために、がに股歩きで時折ふらつきもみられる。歩行器はうまく使う事が出来るが、認知症もある事から使ったら使いっぱなしで、通路真ん中などあちこちに置いてしまい危険。 日中はフロアで過ごすことが多く、職員の目があるので...
この記事では、日常的に徘徊を繰り返す介護老人福祉施設の入居者に対する対応事例を紹介します。 Fさん(78)は、アルツハイマー型の認知症を持った女性です。昼夜問わず徘徊を繰り返しています。歩行には何も問題がなく、スタスタとひとりで歩かれています。 お食事やお手洗いなどはご自身で行うことができますが...
認知症の徘徊の対応方法を紹介します。アルツハイマー型認知症のAさん(80代女性)は特別養護老人ホームに入所されて1か月が経ちました。認知症があり徘徊してしまい自宅での介護が厳しいので家人が施設入所を希望して入所されるようになりました。施設に入所しても初日から徘徊が始まりました。 ■徘徊とは 徘徊は認知...
アルツハイマー型認知症と統合失調症の合併症を持つCさんへの対応体験です。アルツハイマー型認知症・統合失調症共に、妄想の症状が見られます。Cさんも妄想の症状がありました。 今回はそんなCさんの食事支援について書いていきたいとと思います。 Cさんの人物像と日常生活 Cさんは94歳になる女性で、2度の結婚...
認知症のYさん(80代女性)は転倒により腰を悪くされ、老人保健施設で生活されていた利用者さんです。入所されて2ヶ月ほどで体調が回復し、独居のご自宅へ戻られましたが再度体調が悪化。1ヶ月の入院生活のなか、ご自身も独居を続けていくのは難しいと判断。医療ソーシャルワーカーに相談し、退院後はサービス付き高齢者向...
介護保険制度において、ご利用者様にとって必要な介護サービスを計画する「ケアマネージャー」は、利用者本人や家族にとっても絶対必要です。 一口にケアマネージャーと言っても、様々なタイプのケアマネージャーが存在し、表現は不適切ですが「ケアマネージャーには、当たり・外れがある」とも言われています。 そこで、...
この記事ではグループホーム入所者による暴力行為についてお話しします。 暴力行為の背景 私が勤めるグループホームの入所者は9人。男性3名に女性6名です。 入所中のBさん(70代男性)は、紳士的で穏やかな性格。他の男性入所者とはあまり会話はされませんが、職員や女性入所者さんの手助けをよくして下さいます。...