重度認知症の人の症状とは。介護士として体験した事例を紹介
認知症の人に対してよく使われる表現の1つが「軽度の認知症」とか「重度の認知症」という言葉です。認知症に対する「軽度」「重度」の一定の判断基準はありますが、実際のところ確固たる定義はありません。しかしながら介護する側が対応に困惑してしまうのは「重度の認知症」と呼ばれる人です。 では重度認知症の人には、ど...
認知症の人に対してよく使われる表現の1つが「軽度の認知症」とか「重度の認知症」という言葉です。認知症に対する「軽度」「重度」の一定の判断基準はありますが、実際のところ確固たる定義はありません。しかしながら介護する側が対応に困惑してしまうのは「重度の認知症」と呼ばれる人です。 では重度認知症の人には、ど...
有料老人ホームでの出会い 私が働いていた有料老人ホームは100床あり、1階が食堂、2階が重度の方、3階が中程度の方、4階がほぼ自立の方々が入居していました。 オープンから3ヶ月でほぼ満床となり、私たちは日々忙しく対応に追われる中で、あるおじいちゃんとおばあちゃんとのステキな出会いがあったのです。 I...
グループホームでは点滴等医療行為ができないため、グループホームで天命をまっとうされる方は少ないかもしれません。ただ、中にはグループホームで最後まで生活される認知症高齢者もいます。 今回は、グループホームで生涯を終えたSさんの事例をもとに、グループホームでの看取りについて考えていきたいと思います。 Sさ...
今回の記事では高齢者の行動を安易に認知症だと判断しない方がいい事例をお話しします。よく観察していないと間違いやすいです。 有料老人ホームに務めて2年が経過したころ、オープンからいたTさんに認知症の気配が見られるようになりました。 Tさんは78歳のおばあちゃん。お一人での入居で、子供さんは2人。旦那様...
今年は本当に暑いですね。高齢者向け住宅に勤務する私は、この季節になると、入居者の方が熱中症にならないか、非常に心配になります。 季節に合わないものを着るAさん 暑い夏の真只中、事件は起こりました。Aさん(86歳女性アルツハイマー型認知症)が、夕食の最中に嘔吐し、その場にフラフラと崩れ落ちるように倒れた...