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デイサービスでの食事を食べない認知症の人への対応事例

デイサービスでの食事を食べない認知症の人への対応事例

   A氏はパーキンソン病が持病としてあり、さらに認知症と診断名がついている女性です。認知症としての症状は、短期記憶障害(最近の記憶保持が難しくなる)や固執症状が主となっています。夫、長男と自宅で同居していますが、夫は要介護状態であり、長男も仕事があるため、ほとんど自ら言葉を発することがない状態でした。在宅生...

認知症高齢者の失禁に対する解決策。膀胱に溜まっている尿量を測定

認知症高齢者の失禁に対する解決策。膀胱に溜まっている尿量を測定

  トイレの場所を覚えてもらうことから始める  Yさん(90歳・女性)は小柄な方で裕福な家庭で過ごされていたことからとても上品な方でした。  しかし、認知症だけではなく緑内障による視力の低下も見られたため、入居してすぐはトイレの場所がわからなくなることがありました。各居室にトイレが付いているタイプなので距離は...

入浴を拒否する認知症の人への対応の成功例と失敗例

入浴を拒否する認知症の人への対応の成功例と失敗例

   今回は介護施設での入浴を拒否するTさん(89歳女性、初期のアルツハイマー型の認知症)のお話。彼女は眼科医である旦那様の手伝いの傍ら、料理教室や茶道教室を開いており、とても活動的な生活を送っていた。性格は好き嫌いが激しく、物事をはっきり言う  認知症により短期記憶が少し欠けているものの、職員の顔や同じ時期...

認知症による暴力行為の解決方法は生活リズムを把握すること

認知症による暴力行為の解決方法は生活リズムを把握すること

   認知症患者の多くは、自分自身が認知症を患っている自覚がなく、周囲の人間を敵対視してしまいます。時には暴言で反論し、時には暴力で抵抗します。認知症患者にとっては「自分でできるのにどうして手伝うんだ!」「自分のことくらい自分でする!」という思いがあるのです。  いわば、介護職員や家族の行動は「おせっかい」な...

「家に帰る」という認知症による夕暮れ症候群の対応

「家に帰る」という認知症による夕暮れ症候群の対応

   認知症の症状は幻聴、幻覚、感情失禁と様々ですが、施設内で厄介なのが「夕暮れ症候群」といわれる症状です。名前の通り夕暮れ時午後4時ごろから6時頃にかけてみられる「家に帰る」「どうしてここにいなきゃいけないのか」「夕食の支度をしないといけない」などと荷物を持って帰宅の訴えをしてきます。  日帰りのデイサービ...

認知症の周辺症状である「多幸」とは。娘が死んでも笑顔

認知症の周辺症状である「多幸」とは。娘が死んでも笑顔

   Fさんはいつもニコニコ笑顔で過ごされています。何をするにも笑顔で過ごされており、施設の人気者です。  70歳で認知症と診断されたFさんは夫にも先立たれ、娘さんたちは遠方で家庭を持たれており、Fさんは自分の生まれ育った地元を離れたくないとの希望だったこともあり地元の特別養護老人ホームに入居されました。  ...

認知症を持つ人同士のトラブルについての事例

認知症を持つ人同士のトラブルについての事例

   この記事では、認知症による「異常な収集」がきっかけで、入居者同士がトラブルになった介護老人福祉施設での事例を紹介します。  Mさん(83)は、アルツハイマー型の認知症を持った女性です。性格はとても穏やかでお話好きです。仲の良い入居者と穏やかな会話を楽しみながら一日を過ごしています。お食事、入浴、排泄など...

重度認知症の人の症状とは。介護士として体験した事例を紹介

重度認知症の人の症状とは。介護士として体験した事例を紹介

   認知症の人に対してよく使われる表現の1つが「軽度の認知症」とか「重度の認知症」という言葉です。認知症に対する「軽度」「重度」の一定の判断基準はありますが、実際のところ確固たる定義はありません。しかしながら介護する側が対応に困惑してしまうのは「重度の認知症」と呼ばれる人です。  では重度認知症の人には、ど...

[コラム] 認知症だって好きなことを奪う権利は誰にもない

[コラム] 認知症だって好きなことを奪う権利は誰にもない

  「あら~お兄ちゃん、来てくれたの。嬉しい!」 「私、ひとりで寂しいの」 「お父さんもお母さんももういないのよ」 「でもお兄ちゃん来てくれたから安心だわ」 「今日はあそこにいくんでしょ?」 「ねえ、お兄ちゃん寒くないの?そんなに肌出して」 季節は夏。 ほとんどの人は半袖なのにC子さんは一年中コート姿。 『暑...

通院を嫌がる認知症の人への通院介助について

通院を嫌がる認知症の人への通院介助について

   認知症高齢者の中には病院に行くのを嫌がる方もいます。理由は様々ですが、今回はEさんの事例を通して通院支援を通して感じた事について考えてみます。 Eさんの人物像と日常生活  Eさんは83歳になる男性で、早くに奥様を亡くしずっと一人暮らしをされてきました。建築関係の仕事をずっとされてきた方で男気溢れるギャン...

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