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認知症による見当識障害が原因で部屋で放尿してしまう人への対応

認知症による見当識障害が原因で部屋で放尿してしまう人への対応

   認知症のKさん(71歳男性)はグループホームに入居され1ヶ月の利用者さんです。グループホーム入居前はご自宅で奥様が介護をされていました。身体能力に問題はありませんが、早くからアルツハイマー型認知症を患い、発症から10年が経過している為、認知能力が低下し、意思の疎通は難しい状態でした。 排泄障害  認知症...

老老介護によるトイレ介助の難しさ。根気強く教えることが大切

老老介護によるトイレ介助の難しさ。根気強く教えることが大切

  夫婦での老老介護の難点  今何かと問題になっている老老介護。私の祖父母がまさにそれにあたり、夫婦二人暮らしで祖父が祖母の介護をしています。色々と問題や、心配もあるのですが、まず最初にぶち当たったのはトイレの問題でした。  祖母は、認知症による記憶障害、見当識障害が主に進んでいますが、体には問題はなく、立ち...

徘徊による転倒がある認知症利用者への対応。役割を与えることで改善

徘徊による転倒がある認知症利用者への対応。役割を与えることで改善

 アルツハイマー型認知症で入所中のAさん(80歳代・女性)です。元々は息子夫婦とともに暮らしていましたが、ご家族の希望で施設入所となりました。性格は穏やかな方で、笑顔が素敵な女性です。  Aさんは筋力の低下で歩行が不安定であり、付き添いが必要な方です。日中は主に車椅子に乗車し、テレビを見たりして過ごしていました。  A...

失禁で汚れた服を隠してしまう認知症の人の対応。蓋付きの容器を用意

失禁で汚れた服を隠してしまう認知症の人の対応。蓋付きの容器を用意

  「汚れた服をそのままタンスへしまってしまう」 「汚物のついた下着をどこかへ隠してしまう」  これらは認知症の人に非常に多い行為です。  汚れた衣類をそのままにしておくと、悪臭の元になったり、カビが生えたり、虫食いの原因になったりして、衛生上よくありません。今回は、認知症の人が汚れた服を隠してしまう理由と、...

デイサービスでの食事を食べない認知症の人への対応事例

デイサービスでの食事を食べない認知症の人への対応事例

   A氏はパーキンソン病が持病としてあり、さらに認知症と診断名がついている女性です。認知症としての症状は、短期記憶障害(最近の記憶保持が難しくなる)や固執症状が主となっています。夫、長男と自宅で同居していますが、夫は要介護状態であり、長男も仕事があるため、ほとんど自ら言葉を発することがない状態でした。在宅生...

認知症高齢者の失禁に対する解決策。膀胱に溜まっている尿量を測定

認知症高齢者の失禁に対する解決策。膀胱に溜まっている尿量を測定

  トイレの場所を覚えてもらうことから始める  Yさん(90歳・女性)は小柄な方で裕福な家庭で過ごされていたことからとても上品な方でした。  しかし、認知症だけではなく緑内障による視力の低下も見られたため、入居してすぐはトイレの場所がわからなくなることがありました。各居室にトイレが付いているタイプなので距離は...

入浴を拒否する認知症の人への対応の成功例と失敗例

入浴を拒否する認知症の人への対応の成功例と失敗例

   今回は介護施設での入浴を拒否するTさん(89歳女性、初期のアルツハイマー型の認知症)のお話。彼女は眼科医である旦那様の手伝いの傍ら、料理教室や茶道教室を開いており、とても活動的な生活を送っていた。性格は好き嫌いが激しく、物事をはっきり言う  認知症により短期記憶が少し欠けているものの、職員の顔や同じ時期...

認知症による暴力行為の解決方法は生活リズムを把握すること

認知症による暴力行為の解決方法は生活リズムを把握すること

   認知症患者の多くは、自分自身が認知症を患っている自覚がなく、周囲の人間を敵対視してしまいます。時には暴言で反論し、時には暴力で抵抗します。認知症患者にとっては「自分でできるのにどうして手伝うんだ!」「自分のことくらい自分でする!」という思いがあるのです。  いわば、介護職員や家族の行動は「おせっかい」な...

「家に帰る」という認知症による夕暮れ症候群の対応

「家に帰る」という認知症による夕暮れ症候群の対応

   認知症の症状は幻聴、幻覚、感情失禁と様々ですが、施設内で厄介なのが「夕暮れ症候群」といわれる症状です。名前の通り夕暮れ時午後4時ごろから6時頃にかけてみられる「家に帰る」「どうしてここにいなきゃいけないのか」「夕食の支度をしないといけない」などと荷物を持って帰宅の訴えをしてきます。  日帰りのデイサービ...

認知症の周辺症状である「多幸」とは。娘が死んでも笑顔

認知症の周辺症状である「多幸」とは。娘が死んでも笑顔

   Fさんはいつもニコニコ笑顔で過ごされています。何をするにも笑顔で過ごされており、施設の人気者です。  70歳で認知症と診断されたFさんは夫にも先立たれ、娘さんたちは遠方で家庭を持たれており、Fさんは自分の生まれ育った地元を離れたくないとの希望だったこともあり地元の特別養護老人ホームに入居されました。  ...

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