認知症の介護の現実。便の上に座っている父、骨折させられた母
この記事は40代の女性に、「認知症の介護の現実」というテーマで書いていただきました。 …. 認知症の介護の現実 私は離婚をして、実家に2人の娘と帰ってきました。家族は20年前に母と再婚した義父(76歳)、母(70歳)、私の弟(41歳)、娘長女(15歳)、次女(13歳)そして私(46歳)です。実家は母が女手...
この記事は40代の女性に、「認知症の介護の現実」というテーマで書いていただきました。 …. 認知症の介護の現実 私は離婚をして、実家に2人の娘と帰ってきました。家族は20年前に母と再婚した義父(76歳)、母(70歳)、私の弟(41歳)、娘長女(15歳)、次女(13歳)そして私(46歳)です。実家は母が女手...
認知症の症状のひとつに幻覚があります。幻覚とは簡単に言うと、実際は存在していないものを感じて認識してしまうことです。幻覚は五感すべてに発生する可能性があるものです。存在していない人や物が見えてしまう幻視。鳴っていない音が聞こえる幻聴。触られていないのに触られたと感じる幻触。これらが代表的な症状でしょうか...
まず最初に認知症ケアとは、、、、 世間では認知症関連の資格が多くあります。知識を身につける事はいい事なので、勉強しても損はありませんが、学んだ知識が現場で役立てなければ意味がありません。 私が17年介護をしていて思う認知症介護とは 「介護する側が気を長く持つこと」 「相手の気持ちを理解する」 「家族の...
Aさん(62才、女性)は若年性の認知症とうつ病を患っています。ご主人は、何にもやらなくなってしまったAさんに対して、苛立ちを隠せず、大声を出すこともありました。ご主人はAさんの病気に対しての認識があまりなく、怠けているからだと思っているようでした。ですので、本人にもそのようなキツイ言葉を浴びせたりしてい...
介護老人福施設に入居しているTさん(75)はアルツハイマー型の認知症を持った男性です。進行性核上性麻痺もあり、何かに掴まれば短い距離は歩行することができますが、歩行時のふらつきが強く、移動には車椅子を使用していました。 そんなAさんの帰宅願望についての対応事例を紹介します。 夕方になると帰りたい思いが...
Aさんは80代前半の方で、旦那さんが亡くなった後は一人で暮らしていました。時々近くに住んでいる息子様が様子を見に自宅に行っていましたが、庭の草むしりを下着のまま行っていたり、食事をする為の料理がうまく出来ないようになっていました。 日に日に状態は悪くなって行く為、病院で診てもらったところアルツハイマー...
今回は89歳の男性で、認知症とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を患っている要介護3のCさんの「強い不安感」に関する事例を紹介します。強い不安感は「抑うつ」「不安」「不眠」といった認知症による周辺症状(BPSD)です。 今回の事例は家族がノイローゼになるほど苦慮していたケースですが、どう向き合えば尊厳ある介...
今回、認知症により徘徊しては警察に保護される事を繰り返し、在宅での介護が困難となった事例を紹介いたします。 Dさんは85歳男性の方で、アルツハイマー型認知症との診断を受け、服薬治療を続けています。 大学卒業後、当時は誰もが知っている金融機関に就職され定年まで一筋で勤めてこられた、非常に勤勉な方でした...
Yさん(96)はアルツハイマー型認知症を持った女性でした。ご高齢による筋力の低下で、移動は車椅子を使用していました。日中は食事や入浴時以外は、ベッドにて休まれていました。認知症による記憶力低下が顕著に見られてはいましたが、とても穏やかな性格で本当に可愛らしい女性でした。 認知症とともにご高齢のため、自...
この記事ではユニット型介護老人福祉施設に入居された、入浴に対して強い拒否がある方の対応事例を紹介します。 Fさん(82)はアルツハイマー型認知症を持った女性です。看護師として働いていた経験があり、施設職員に対していつも感謝の言葉を口にされる穏やかな方でした。既往歴は両大腿骨骨折があり、骨折してから車椅...