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帰宅願望の目的はナンパ?認知症のおじいちゃんの事例

帰宅願望の目的はナンパ?認知症のおじいちゃんの事例

   今回は帰宅願望に対する対応について、私が実際に経験した事例をお話しします。  23歳の時、私は介護職員になりました。きっかけは妊娠出産。妊娠中に何か資格をと思い、思い立ったのが引く手あまたのヘルパー2級資格を取得しました。  赤ちゃんが落ち着いてきたので9カ月を過ぎたころ母に預け、私は近所のグループホー...

認知症により、あればあるだけ食べてしまう人の対応について

認知症により、あればあるだけ食べてしまう人の対応について

   今回はお菓子のなどの食べ物を食べすぎてしまう認知症のEさんのお話をします。  Eさんは夫婦で暮らしていましたが、2年前に旦那さんが他界され、一人暮らしになりました。その後、一人での生活が不安な為、Eさんは自宅を離れて娘が住んでいる家の傍に引っ越して、過ごすようになりました。  そんな生活が1年続いた頃、...

認知症による収集癖への対応。ティッシュをベッドに集めてしまう

認知症による収集癖への対応。ティッシュをベッドに集めてしまう

   Sさんは介護が必要となった旦那さんと二人暮らしをしていました。Sさん自身も介護サービスを利用しながら、旦那さんを介護している状態でした。  しかし介護疲れからなのか脳出血を患い、Sさんは入院する事になってしまいました。発見が早かったおかげか、強い麻痺も残らず、リハビリ病院に転院し、日々リハビリを続けてい...

意思疎通が全くできない認知症の人に対する入浴への対応

意思疎通が全くできない認知症の人に対する入浴への対応

   Dさん(女性)は自宅で夫婦2人だけで過ごしていましたが、2年前から認知症の症状が見られるようになりました。特に見当識障害が強く、自分がどこにいるのか、そして最終的には旦那さんの事も分からなくなってしまい、「知らない男が家にいる」と、警察に電話をしてしまう事もありました。  このままでは夫婦での生活は難し...

お金に対する執着が激しい認知症入所者に対する対応。銀行に電話をする

お金に対する執着が激しい認知症入所者に対する対応。銀行に電話をする

   有料老人ホームの入所者であるYさん(90歳女性)はご家族との折り合いがあまり良くなく、娘様が唯一面会へ来てくれる身内でした。  Y様の特徴は 〇認知症があるが軽度 〇性格が頑固で自己中心的 〇物盗られ妄想もある 〇老人扱いをされるのを嫌う 〇こちらからの声かけや介助に対して拒否する傾向がある。こちらから...

認知症による帰宅願望が友人の訪問によって無くなった事例

認知症による帰宅願望が友人の訪問によって無くなった事例

   Bさん(女性)は夫を早くに無くし、40年以上一人暮らしをしています。いつも自宅に友達を招き入れては、お話をするのが大好きな人でした。  しかし最近脳梗塞を患い、脳血管性認知症になってしまいました。体に麻痺が残る事はありませんでしたが、記憶障害等が見られるようになったり、1日ボーっとして過ごすような日々が...

認知症の周辺症状である異食行為により便を食べることもある

認知症の周辺症状である異食行為により便を食べることもある

   認知症には中核症状と周辺症状があります。  中核症状は 記憶障害・見当識障害・判断力低下・実行機能障害・失認・失語・失行 があり、それに付随して起こる 幻覚・妄想・徘徊・異食・攻撃的行動・暴言暴行・不穏状態・不潔行為・ケアへの抵抗 などが周辺症状です。  中核症状は個々で程度の差がありますが、いずれかの...

[認知症介護] 原因不明だった不眠の理由はベッドだった事例

[認知症介護] 原因不明だった不眠の理由はベッドだった事例

   Dさん(女性)アルツハイマー型認知症を患い、一人での生活は難しいとの事で、娘さんと同居していました。在宅で介護サービスを利用しながら生活をしていたのですが、認知症の症状が徐々に悪化し、会話も成り立たないようになってしまいました。  自宅ではどうしても一人で過ごす時間も出てきてしまう為、介護付き有料老人ホ...

施設に入居した不安から大声を出す認知症の人への対応事例

施設に入居した不安から大声を出す認知症の人への対応事例

   この記事では介護老人福祉施設に入居されてから自分がどこにいるのか分からず、そのことで不安を抱え、大声を出す認知症の人に対する対応事例を紹介します。  Ⅿさん(87)はアルツハイマー病認知症を持った女性でした。在宅では半年前に夫を亡くし独居生活になり、その後、介護ヘルパーさんが入ったり、近所に住んでいる娘...

自力で食事を食べない認知症の人への対応。席を変えるだけで大きく変化

自力で食事を食べない認知症の人への対応。席を変えるだけで大きく変化

   この記事では、上肢(腕や指など)の動きに問題はないものの、自力で食事をしようとしない方への対応事例を紹介します。  従来型介護老人福祉施設に入居されているSさん(81)はレビー小体型認知症のある方です。30分ほど座っていると頭部後屈(頭が後ろに反る状態)が強く出てしまうため、ヘッドサポートの付いた車椅子...

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