施設に入居した不安から大声を出す認知症の人への対応事例
この記事では介護老人福祉施設に入居されてから自分がどこにいるのか分からず、そのことで不安を抱え、大声を出す認知症の人に対する対応事例を紹介します。 Ⅿさん(87)はアルツハイマー病認知症を持った女性でした。在宅では半年前に夫を亡くし独居生活になり、その後、介護ヘルパーさんが入ったり、近所に住んでいる娘...
この記事では介護老人福祉施設に入居されてから自分がどこにいるのか分からず、そのことで不安を抱え、大声を出す認知症の人に対する対応事例を紹介します。 Ⅿさん(87)はアルツハイマー病認知症を持った女性でした。在宅では半年前に夫を亡くし独居生活になり、その後、介護ヘルパーさんが入ったり、近所に住んでいる娘...
この記事では、上肢(腕や指など)の動きに問題はないものの、自力で食事をしようとしない方への対応事例を紹介します。 従来型介護老人福祉施設に入居されているSさん(81)はレビー小体型認知症のある方です。30分ほど座っていると頭部後屈(頭が後ろに反る状態)が強く出てしまうため、ヘッドサポートの付いた車椅子...
この記事は40代の女性に、「認知症の介護の現実」というテーマで書いていただきました。 …. 認知症の介護の現実 私は離婚をして、実家に2人の娘と帰ってきました。家族は20年前に母と再婚した義父(76歳)、母(70歳)、私の弟(41歳)、娘長女(15歳)、次女(13歳)そして私(46歳)です。実家は母が女手...
認知症の症状のひとつに幻覚があります。幻覚とは簡単に言うと、実際は存在していないものを感じて認識してしまうことです。幻覚は五感すべてに発生する可能性があるものです。存在していない人や物が見えてしまう幻視。鳴っていない音が聞こえる幻聴。触られていないのに触られたと感じる幻触。これらが代表的な症状でしょうか...
まず最初に認知症ケアとは、、、、 世間では認知症関連の資格が多くあります。知識を身につける事はいい事なので、勉強しても損はありませんが、学んだ知識が現場で役立てなければ意味がありません。 私が17年介護をしていて思う認知症介護とは 「介護する側が気を長く持つこと」 「相手の気持ちを理解する」 「家族の...
Aさん(62才、女性)は若年性の認知症とうつ病を患っています。ご主人は、何にもやらなくなってしまったAさんに対して、苛立ちを隠せず、大声を出すこともありました。ご主人はAさんの病気に対しての認識があまりなく、怠けているからだと思っているようでした。ですので、本人にもそのようなキツイ言葉を浴びせたりしてい...
介護老人福施設に入居しているTさん(75)はアルツハイマー型の認知症を持った男性です。進行性核上性麻痺もあり、何かに掴まれば短い距離は歩行することができますが、歩行時のふらつきが強く、移動には車椅子を使用していました。 そんなAさんの帰宅願望についての対応事例を紹介します。 夕方になると帰りたい思いが...
Aさんは80代前半の方で、旦那さんが亡くなった後は一人で暮らしていました。時々近くに住んでいる息子様が様子を見に自宅に行っていましたが、庭の草むしりを下着のまま行っていたり、食事をする為の料理がうまく出来ないようになっていました。 日に日に状態は悪くなって行く為、病院で診てもらったところアルツハイマー...
今回は89歳の男性で、認知症とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を患っている要介護3のCさんの「強い不安感」に関する事例を紹介します。強い不安感は「抑うつ」「不安」「不眠」といった認知症による周辺症状(BPSD)です。 今回の事例は家族がノイローゼになるほど苦慮していたケースですが、どう向き合えば尊厳ある介...
祖母は、祖父亡くなってから2年後に認知症を発症し、田舎での一人暮らしができなくなり、4年前に東京の私たち夫婦が引き取りました。当初はこちらの生活に慣れず、とまどうことばかりでした。帰ると言って荷物を全部まとめてしまったり、ひとりに すると寂しがって外に出てしまい、近所の方から「おばあちゃん徘徊してるよ。...