認知症による性的な行動を減らすために何をしたらいいのか
認知症のあるRさん(90才男性)は、認知症の進行が見られ、性的な行動をとるようになった、とのことで4年前、認知症グループホームに入居されました。 息子さん夫婦と暮らしていましたが、性的な行動の対象が息子さんの奥さんに向いてしまい、お義父さんの介護をする、と決意していたお嫁さんも困ってしまったそうです。...
認知症のあるRさん(90才男性)は、認知症の進行が見られ、性的な行動をとるようになった、とのことで4年前、認知症グループホームに入居されました。 息子さん夫婦と暮らしていましたが、性的な行動の対象が息子さんの奥さんに向いてしまい、お義父さんの介護をする、と決意していたお嫁さんも困ってしまったそうです。...
認知症のFさん(80代女性)は特別養護老人ホームに入居されて2か月の利用者さんです。身寄りもなく一人で自宅で生活されていましたが自分自身将来に不安を覚えたようで市役所に相談され入居となりました。 物盗られ妄想 物盗られ妄想は認知症の症状としてよく起こることですが、多くは短期記憶が欠如している事が原因の...
衣食住は、人が生きていくうえでとても大切なものです。認知症介護の現場では、事故やケガなど深刻な結果が起こりうる居住環境や食事に比べて、衣服のことは話題になることは少ないですが、「衣」に関してもいろいろと苦労もあり、工夫もなされているのです。 着衣失行 認知症の人は「着衣失行」という服をきちんと着ることができない...
介護施設でも看取りをするので、施設では何人もの方が亡くなっていますが、病院に比べて不思議なほど怪談話の類はありません。さすがに皆さん天寿を全うされて成仏されているということでしょうか、そんな真夜中に超常現象に会うことが少ない介護施設での仕事ですが、恐ろしい現実に出会うことは多々あります。 恐ろしい現実と...
アルツハイマー型認知症のYさん(80代)のお話です。その方は、息子さん夫婦と共に生活されていましたが、認知症の症状が進行してきた為、今から5年前に認知症グループホームへ入居されました。 入居後も、自分が施設に入居した、という自覚は全くなく、とにかく帰宅願望が強いYさん。職員全員で何度も対応について相談...
Hさん(76歳女性)はアルツハイマー型認知症により特別養護老人ホームに入所しています。70歳を過ぎた辺りから認知症を発症されました。認知症が進行するにつれて家族と日常生活を送ることが困難になり、入所する運びになりました。 特別養護老人ホームでは日中、食堂の席で居られテレビを見たり、時折鼻歌を唄われたり...
アルツハイマー型認知症のSさん(90代 女性)についてお話しします。Sさんは、息子さん夫婦と暮らしていましたが、暴言暴力と介護拒否が見られ、家族を興奮した様子で呼ぶそうです。認知症が進行してきたためグループホームに入居となりました。 介護職員はどうしたらSさんがSさんらしく、落ち着いて生活できるだろう...
デイサービスでの認知症利用者の対応事例 私はデイサービスセンターに勤めています。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などが近くに集まっている複合施設の中のデイサービスです。Tさんはサービス付き高齢者住宅に入居していて、私たちデイサービスの職員が毎朝居室まで迎えに行き、デイサービスで入浴をしたり...
今回は帰宅願望の強い認知症の人への対応事例についてお話します。 Sさん(85歳女性)は薬剤師として長男夫婦と共に薬局を営まれていたのですが、いつの頃からかアルツハイマー認知症を患い、次第に薬局の営業にも支障をきたすようになりました。 Sさんは関節リウマチと足腰の筋力低下を除けば身体的には元気だったの...
今回は一つの事例を通して認知症による帰宅願望が起こる原因とその対応について書いていきます。 ●落ち着いた物腰の男性Sさん 80代の男性Sさんは3ヶ月前に特別養護老人ホームへ入所されました。認知症の症状が進行したことで、ご家庭での介護が困難になったため入所されています。 Sさんは物静かな方で昼間はテレ...