認知症による強い不安感にどう向き合うか。尊厳ある介護を考える
今回は89歳の男性で、認知症とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を患っている要介護3のCさんの「強い不安感」に関する事例を紹介します。強い不安感は「抑うつ」「不安」「不眠」といった認知症による周辺症状(BPSD)です。 今回の事例は家族がノイローゼになるほど苦慮していたケースですが、どう向き合えば尊厳ある介...
今回は89歳の男性で、認知症とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を患っている要介護3のCさんの「強い不安感」に関する事例を紹介します。強い不安感は「抑うつ」「不安」「不眠」といった認知症による周辺症状(BPSD)です。 今回の事例は家族がノイローゼになるほど苦慮していたケースですが、どう向き合えば尊厳ある介...
認知症の周辺症状は「BPSD」とも呼ばれており、最近では「行動・心理症状」と呼ばれるのが一般的になっています。認知症には、この周辺症状の他に中核症状と呼ばれる症状もありますが、この2つは違うものになります。 中核症状は、脳が損傷を受けることにより直接現れる症状なので、認知症の人に必ず起こることです。代...